プレミア切手
プレミア切手は定価よりも価格が上がっているものを言います。極端に言えば1円でも値上がりしていればプレミア切手と呼べるのですが、一般的には流通量が少なく人気があるため値段が吊り上っている切手のことを言います。
古い切手なら珍しいですし、現在は製造していないので高値が付くと思っている人が多いのですが実際はそうでもありません。高値で取引されているプレミア切手はある程度種類が限られています。例えば「見返り美人」や「月に雁」は有名なので切手コレクターでなくても知っている人も多いでしょう。こういう有名で数が少ない切手は欲しい人が多いので値段が高騰します。
プレミア切手は絵柄が美しくインパクトがあるのが共通点です。
「見返り美人」は浮世絵をモチーフにして着物を着た女性が美しく見えるように縦長の切手にしています。また通常切手よりもサイズが大きいのでインパクト大です。
「月に雁」は歌川広重 の作品を元に描かれた絵柄で美しさに定評があります。
高値が付く切手の条件として、バラではなくシートで保存しているというのが普通ですが、「見返り美人」と「月に雁」はバラでも高値が付くので人気の高さが伺えます。
・使用済み切手でも売れる
使用済みの切手でも実は価値があるケースが多いのはご存知ですか?その理由は消印にあります。切手そのものよりも消印がどこで押されたかというのがポイントなのですが、消印にも種類があります。
一般的に消印は切手の再利用阻止と郵便物の引き受け証明として使われているのですが、その消印に描かれている風景や試用期間が極端に短い消印は価値が高くなります。例えば京橋郵便局で3ヶ月だけ使われた消印は切手そのものに価値がなくても高値で取引されています。
国家記念行事のときに使われる記念印(大、小あり)や各地の名所を描いた風景印などがあります。
※金券ショップと専門買取業者
切手の買取は金券ショップで行なっているので全ての切手を持ち込んでしまう人がたまにいます。金券ショップは普段使う切手の売買を行なっているのでプレミア切手の評価はできません。基本的に郵便物に使用できる額面通りの金額でしか評価してくれません。一方、買取専門業者はオークション売買のプロですからプレミア価格を考慮して買い取ってくれます。記念切手は金券ショップではなく買取専門業者に見てもらいましょう
※記念切手
記念切手というくらいなので流通量が少なく普通切手と比べて価値があるのはわかると思います。ちなみに世界初の記念切手は1871年にペルーで発行されたもので、鉄道開通を記念した切手でした。その後はアメリカやイギリスでも大統領や女王即位を記念して発行されました。
日本では1894年に明治天皇銀婚記念として2種類の記念切手が発行され「特別切手」と呼ばれていました。その後は戦争勝利や天皇即位、スポーツ大会などを記念して沢山の記念切手が作られました。
※外国切手
外国切手は絵柄が国ごとに特徴があり眺めているだけでも十分に楽しめます。世界初の切手はイギリスで誕生したのですが、やはり高額で取引されています。有名なものは古い順に
ペニー・ブラック(買取相場:30万円以上)
ペニー・ブルー(買取相場:10万円以上)
ペニー・レッド(買取相場:6千円以上)
です。もちろん消印の有無や状態によって買取価格は変わるので、あくまでも参考の価格です。
また飛行機が描かれているエラー切手で「逆さまジェニー」は幻のプレミア切手として有名です。1918年にアメリカで発行されたのですが1シートだけ飛行機の絵柄が上下逆さまにプリントされてしまったものです。過去には2500万円で落札されたことがあるので、状態が悪いものでも1000万円以上の値が付くと言われています。
他にもプレミア外国切手はあるのですが、基本的には数百円で買えるものが多いです。これから切手収集をしたい人は外国切手もオススメですよ。
※中国切手
プレミア切手は基本的に古い方が高値が付く傾向にありますが、中国切手はそれほど古くなくても高値が付くものが多いです。中国を代表する有名な切手で1980年に発行された「赤猿」がありますが、バラでも10万円以上の値が付きます。もしもシートで持っていたら・・・。
また「毛主席シリーズ」「牡丹シリーズ」「菊シリーズ」などもプレミア切手として有名です。絵柄も中国独特のはっきりとした色彩でインパクトのあるものが多いです。
※日本切手
日本人ならやっぱり日本切手は抑えておきたいですよね。
ハガキ
特殊切手
お年玉切手シート
・切手趣味週間
・国際文通週間
・文化人切手
・航空切手
・沖縄切手
・オリンピック切手
・軍事切手
・地方自治切手
※メルカリと買取業者どっちがいい?
※業者比較:福ちゃん、バイセル、買取プレミアム、ネオスタ、おたからや